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2007年7月21日 (土)

Jeff Beck

孤高のギタリスト。ジェフ・ベックを語る時常に付けられる枕詞ですね。
65年、エリック・クラプトンの後任として伝説のバンド、「ヤードバーズ」に参加。その独創的なギター・スタイルでバンドの地位を不動のものとしたのであります。
その後第一期、第二期ジェフ・ベック・グループ、BBAと進む訳ですが、この辺は別枠としてご紹介しています。ここではその後のソロのキャリアの部分にスポットを当てることといたしましょう。
ソロになってのジェフは、急速にジャズなどに影響をうけた、ギターインストアーティストの地位を確立。ロックからのクロスオーバー・アプローチの先鞭として傑作を生み出して行きます。
特に我々世代での三大ギタリスト、ブルースのクラプトン、ハードロックのジミー・ペイジと比べてソロとして数々の腕利きミュージシャンとバトルを繰り広げながら独自の道を進むジェフが「孤高」と呼ばれたのもうなずける話な訳です。
私にって、初めて夢中になったロック・ギタリストだった事もあり、大変思い入れがありますねぇ。
当時は動く姿なんか本当に見れなくて、ゼア・アンド・バックのツアーで初めてライブを見た時の感動と言ったらもう…(笑)!
とにかく、ジェフの凄いのはその表現 力。まるでギターが全く別の楽器のように(笑)鳴る事。歌う、泣く、叫ぶ、怒る、笑う(笑)、スカす、突き刺す、ひんまげる(爆)と、とにかく自由自在!他の誰の追従も許さぬ妙技と言えるでしょう!
とりわけ75年の「ギター殺人者の凱旋」(ブロウ・バイ・ブロウ)と76年の「ワイヤード」の2連作は本人のキャリアのみならず、ロック界に輝く名盤と言えますね!
ただこの時期の一番美味しい動画がなかなか無いんですねぇ…。
そんな事を言っていたら、遂に発見!74年のTVショーよりの映像、いかがでしょうか!曲はビートルズのカバーで「シーズ・ア・ウーマン」であります。
実はこの曲、前述のアルバム「ギター殺人者の凱旋」に収録されているのですが、アルバムのリリースが75年ですから、リリース前の映像、という事になります!
確かに若干アレンジが違うようですね。
ストラトキャスターの代名詞みたいに言われているジェフですが、この頃はご覧のギブソン・レスポールを使っていた事もあって、大変貴重な映像となっております。
特にこのギターはブ リッジがシンプルなストップ・テールピース仕様という珍しい物。
音が良く伸びるらしいのですが、ほとんど微調整が利かないため、私なんぞはピッチを取るの大変だろうなー、なんて余計な心配してしまいますが…(爆)。
気になるバックのメンバーは、どうやら当時ジェフがプロデュースを担当した数少ないバンド、「アップ」(UPP)の3人らしいです。
当時私も彼らの音が聞きたくて、東京の知り合いに探してもらってファーストアルバムを入手した覚えがあります。
内容的にはジェフのアルバム?と勘違いするほど大フィーチャーされていた記憶です。
また、年代的にも合点が行く訳です。
そういえばジェフが来日しながら体調不良のため途中で帰っちやったのも、使っていたギターなどから見てこの頃でしたか。
当時雑誌に掲載されたジェフの写真、ズボンのチャックが半開きになっていて、「ジェフ…そこまで具合が悪かったのか…」(爆)と妙に切なくなったのを覚えております。余談ですが…(爆)。
それからこの動画と組みで、ジェフが自分のギターやエフェクターを実演しながら説明する(!)という動画もありました。これ も相当なお宝だと思いますが、いづれご紹介いたしましょう。
ついつい長くなってしまいましたが、貴重な映像をどーぞ!



「She's A Woman」(1974)


↓アメリカ盤のタイトルの直訳でついた邦題だそうですよ。「ギター殺人者の凱旋」!歴史的名盤をぜひ!

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コメント

ふみにゃんさんのフェイヴァリット・ギタリストはBeckだったんですね?
実はg、高校の時は、只管リッチーでしたのでこのBeck御大をまともに聴いたのは社会人になってからです。それまではFMから録った「哀しみの恋人たち」のみ聴いておりました。
周りでは年上の人の間で結構人気が有ったので「大人の音楽?」って印象がありましたね。
アルバムを買ったのは80年代に入ってからの「フラッシュ」でこれはこれでダンスビートを取り入れたり歌物が多く入ってたりでちょっと異色な感じでしたね~。
ギタープレイに関してはフラッシーなプレイが多くて好きなタイプです。G・ムーアとか影響受けたギタリストも多いですよね?
もういくつになるのかな?
クラプトンとは対照的に円熟とは無縁の永遠の進化型ギタリストですね?

投稿: g | 2009年1月30日 (金) 21時53分

>Gさん

いつもコメントありがとうございます!

いやね、ガキの頃は本当にあこがれました(笑)。
当時はクロスオーバー(死語?)っぽいアプローチもあって、「大人」と感じたのかも知れませんね…。
ただこの人、歳をとってもほとんど変わらないものですから、今となっては「いたずらっ子」、「やんちゃ坊主」的風格すら感じますね(爆)。
私のお勧めはベックグループ、BBAを含む初期ですね。
当時からもの凄い表現力でしたね!
チューニングの関係で微妙な時もありますが、特筆すべきはそのピッチ感。
どんなにビブラートやアームで表情をつけていてもビシッと一本筋が通っている、とでもいうのでしょうか。
スライドギターを弾いた時も同様で、山下達郎氏もラジオで同じようなことを言っていたのを思い出しました。

投稿: ふみにゃん | 2009年1月31日 (土) 00時22分

突然ミック・ジャガーのソロアルバムで生ギター弾いてたりしましたよね、それもリサイクルの安物感を、わざとだして。

投稿: あかつき | 2009年5月 3日 (日) 15時59分

>あかつき さん 

コメントありがとうございます。
時々ジェフの行動には驚かされることがありますよね…。
アルバム「クレイジー・レッグス」では突如グレッチでロカビリーやったり、ジャクソンのギターを持ってた時期もありましたっけ…。でも、そこもまたジェフ(笑)。最近の印象は安定してますね。

投稿: ふみにゃん | 2009年5月 5日 (火) 07時41分

おはようございます。ジェフは、とっても繊細で神経質で我儘オヤジってぇところですが、良く現役でやってくれてますね。
彼の評価は、分かれるみたいですけど私は好きです。
20代後半の時に、札幌でライブ見ました。全員総立ちで手拍子打って最高にいいステージでした。次から次からといろんなフレーズを我々に聞かせてくれるあの姿に感動しましたね。
あのステージを見て、もう死んでもいい位でしたね。
ジミやエリックなんか聴かなくてもいいですね。
天に召されるまで、ジェフにギターを弾き続けて欲しいものですね。現在世界一のギターリストだと私は、断言します。

投稿: 鈴木克己 | 2009年6月20日 (土) 08時36分

>鈴木克己 さん

いつもコメントありがとうございます!
ジェフは私にとってもNo1だと断言できます。
もう最近はまるで他の人と別な楽器でも弾いてる感じですもの。
私もジェフのライブを見た時、死んでもいい!と思った口なんですが(笑)、ライブ見ただけで「死んでもいい」なんて言えるアーティストはそうそういるもんじゃありません(笑)。
なにしろ現役で進化し続ける、って所が凄い。さすがに最近は追いかけきれませんが、いつかまた全作品や文献をじっくり味わいたい、と思える、そんなギタリストですねぇ。

投稿: ふみにゃん | 2009年6月22日 (月) 01時34分

超お久ぶりです!覚えていらっしゃるでしょうか?
ローニー・スコッツでのライブDVD観ました!
アマゾンで輸入版(国内版の3分の1位の値段でお得です)購入でしたが、普通に観れました。
いやー、ギター職人気質健在!タルも良い!!
しかし、どこであんな凄い女の子見つけたのでしょうか?
今年4月に来日、比較的狭い小屋で日本ツアーやる予定とのことですが、関西公演(大阪と尼崎)は絶対行きます!
良く日本に来てくれるのですが、ここ数年来、存在を忘れていました(・・・ウソです。他に目が行っていただけ)!
DVDで凄さ再確認できましたし、久々のライブです。おもいっきり堪能する予定です。
でも、タルちゃん来ないようで少し残念です。
前回来日時はタルちゃんがメンバーだったそうですね?
最後に、やっぱりジェフは妙な独自手法(聞いているだけではどうやって弾いているかさっぱり分からんですわ)で
ストラトの可能性を次々に見せつけてくれる超人だと思います。おまけにロニース・コッツの時は63歳?
会場にジミーペイジもいましたが容姿は大違いです。じゃあ、今は65歳以上ですか!昔から容姿も髪型も変わらず、
ジーンズ姿もかっこよくて凄いの一言です!!

投稿: Simon@KobeCity | 2010年2月 3日 (水) 13時25分

>Simon@KobeCity さん

いつもコメントありがとうございます!&お久しぶりです!
もちろん!覚えておりますよ!
最近多忙なため、すっかり更新も滞りがちで恐縮です…。

ジェフについてはこの上の方々へのコメントでもう言い尽くしてしまった感がありますのであえてまた語りませんが、本当に唯一無二の存在ですよね。

ローニー・スコッツのライブはいいですよね!あのぐらいの箱でライブが見れたらもう最高でしょうなぁ…。今となっては比べられるジミー・ペイジはちょっと可哀想かも。

タル・ウィルケンフェルドは今回来ないのですか…残念。
近年のジェフはジェニファー・バトゥンといい、若手女性ミュージシャンの使い方がうまい印象ですね。タルちゃんは最初に引っ張り出したのがチック・コリアのようで、この人も新人発掘には定評がある人ですよね。

ライブ観戦、羨ましいです!ぜひまたレポートをお願いいたしますね!
それでは。


投稿: ふみにゃん | 2010年2月 6日 (土) 07時12分

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