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2009年7月20日 (月)

The Pirates

母「あの、海賊の格好して、ジョニー、なんだっけねぇ?」
娘「ジョニー・デップ!パイレーツ・オブ・カリビアンでしょ!」
父「ジョニー・キッドだろう!」
母「そう!それ!」
娘「えーっ?ジョニー・デップじゃないの?」
父「お前、お父さんとお母さんの時代、海賊でジョニーと言ったら、ジョニー・キッド&ザ・パイレーツと相場が決まっていたものだぞ!」

失礼しました(爆)。
日本のあちこちでこんな会話がなされているとは思いませんが(笑)、「ザ・パイレーツ」のご紹介であります。
まずその前身である所の「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」についての説明が必要でしょう。今から50年ほど前、59年にデビューした「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」。
ビートルズ登場以前のイギリスのミュージックシーンにあって彼らの存在は異質でありました。
まずその出で立ち。シンガー、ジョニー・キッドの眼帯を初めとしたメンバーの海賊ルック! 元々はジョニーがギターの弦で目を怪我し、眼帯をしてステージに上がったらことのほかウケてしまったのが理由とか。
でそのサウンドはアメリカからのロカビリーやR&Bを基本に、当時としては実に今で言うロック・テイストに溢れた物だったのです。
59年デビュー・ヒットの「プリーズ・ドント・タッチ」、翌年のヒット「シェイキン・オール・オーバー」にいたっては数々のアーティストにカバーされるスタンダードナンバーとなっております。
特にザ・フーのカバーは有名で、思えば私がこの曲にふれたのもフーのバージョンが最初でした。
バック・バンドのパイレーツは何度かメンバーチェンジを行っているのですが、その中でも出色なのが、62年から65年にかけてのメンバー、ギターのミック・グリーン、ベースのジョニー・スペンス、ドラムのフランク・ファーレイ在籍時でしょう。
特にギターのミック・グリーンのバシッと一本筋の通ったギターのカッティングと演奏スタイル。後のパブ・ロック・ムーブメントの中心となる、ドクター・フィールグッドのギタリスト、ウィルコ・ジョンソンが師と仰いでいた、と言うのは有名な話。 バンド名(Dr.フィールグッド)も「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」の曲名からついてますし。
しかしその衣装などの奇抜な印象からか、はたまたビートルズのブレイクの陰に隠れてなのか、オリジナルアルバムはたった1枚に終わり、さらには66年、ライブの帰りの交通事故にてジョニー・キッドが他界。バンドもひっそりと忘れ去られたかのように思いました。
しかーし!!前述のドクター・フィールグッドやブリンズレー・シュウォーツ、ダックス・デラックスらの台頭によるパブ・ロックのムーブメントの中で「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」も再評価
ウィルコ・ジョンソンらの熱い呼びかけもあって、77年のフロント・ロウ・フェスティバルにミック・グリーン、ジョニー・スペンス、フランク・ファーレイらの黄金期のバックバンド「パイレーツ」の3人が集結。
ベースのジョニーが歌う形で演奏したところ、これが大評判!新生「パイレーツ」として復活を遂げたわけなのです!
本来、「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」の動画でいくべきと思ったのですが、無い(爆)!動画が無い!!
うーん、古いですからね…、という訳で、発見できるまで再結成パイレーツの映像をお届けしようと思います。
いやね、それでも十分、ていうか、とにかくロック・ファンを自負する方は絶対聞いておいた方がいいです!
いや、恥ずかしながら、私もキチンと聞いたのは初めてだったのですが(爆)、のけぞりました(笑)
何って、ジョニー・キッドのバックでやっていた頃から、この3人の演奏は折り紙付きでありまして、とにかくビートと音圧が凄い!
ジョニーとフランクのリズム隊の安定感もさることながら、なんと言ってもミック・グリーンのギター!やたら腕っ節(笑)が凄い
この人の出音の太さとノコギリのようなザクザクというギターカッティングは唯一無二のものですね。 ウィルコのカッティングの切れ味は相当なものですが、そのお手本ですから凄い訳ですよ!
まあ、レパートリーはジョニー・キッド時代のナンバーから昔ながらのロカビリーやロックンロールが中心なのですが、その熱く、太く、迫力のあるパフォーマンスはハード・ロックも真っ青!これぞまさに「漢(おとこ)のロック」と呼んでいいでしょう。
一気に当時のパブ・ロックシーンの親玉的存在に祭り上げられたのも頷けます。
動画はご存知79年のロックパラストのライブ映像から、77年復活アルバム「アウト・オブ・スカル」からミックのド迫力ギターが堪能できる「ユー・ドント・オウン・ミー」をお届けいたします!
いやーどうですか!どんだけ太い弦張ってんだ!って音ですよね(笑)。
フロントの2人のギターに貼られたスカルのステッカーと海賊ルックが決まっておりますな。
さてアルバム3枚発表後新作こそ無いものの、なんと彼らは現在も活動中!
ここ日本ではミッシェルガンエレファントのアベフトシ氏の猛烈なリスペクトもあって、共演、来日も行ってますし、かのポールマッカートニーも99年のアルバム「ラン・デビル・ラン」でギターにミックを起用!
見た目こそちょっとメタボな気のいいオッちゃんになってますが(爆)、ポールのTVスタジオでのライブでは、共にギターを弾いたピンクフロイドのデビット・ギルモアを完全に喰ってましたからねぇ(爆)。
それでは熱く危険(?)な復活パイレーツのライブ、お楽しみ下さい!
だっちゅーの!(あ、余計だった…)(爆)!

「You Don't Own Me」(1979)

↓まずは「ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ」の全曲集を!それから再登場パイレーツについてはライブ音源も入ったベスト盤をチョイスしました。男なら(女でも)聴け(爆)!!

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コメント

キタッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

GIBSON MARTIN FENDER GO GO GO !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ロリータ18号は「シェイキンオーバーオール」ってタイトルで演ってました。www

投稿: ココロ・ナイローラー | 2009年7月20日 (月) 22時26分

>ココロ・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます!
喜んでいただけました??
リクエストにお答えいたしました(爆)。
っていうか、格好良すぎますパイレーツ!
こんなにカッコいいバンドだったとは…油断してましたわ…。
本当にいいバンドを教えてくれて感謝です!
学生の時、スタンダードなロックンロールを演奏したりする機会、結構あったのですが、あの頃リアルタイムで聞いていたら…。
たぶん全く別の方向に行っていたかも(笑)。
「ギブソン・マーチン・フェンダー」っていいタイトルですよね!動画のクオリティーなどからチョイスしませんでしたが…。
少年ナイフもロリータ18号もいいセンスしてると思います。
古今東西、タイトルをもじった言葉遊びというのはバンドのアイデンティティを示す上で重要なファクターですものねぇ。

投稿: ふみにゃん | 2009年7月21日 (火) 00時34分

今回のテキストはイントロからアウトロまで完璧過ぎますね!!w

ジョニーデップ掴みの、だっちゅ~の落とし

勉強になります。www

投稿: ココロ・ナイローラー | 2009年7月21日 (火) 10時09分

>ココロ・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます!
そこですかぁ(爆)!
大変恐縮でございます(笑)。
あの、いつも思いつきで書いてるだけなので、あまりハードルが上がらないようにお願いします(爆)。

冒頭の「おとぼけ一家」(笑)ですが、サムソン、サクソンの記事にも登場してますので、お暇でしたらご覧下さいませ。

投稿: ふみにゃん | 2009年7月22日 (水) 00時49分

サムソン、サクソンも見させて頂きましたっ!

その勢いで何故かTYGERS OF PAN TANGも見させて頂きましたっ!

次回、おとぼけ家族の登場をココロ待ちにしております。w

投稿: ココロ・ナイローラー | 2009年7月22日 (水) 20時28分

>ココロ・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます!
さっそく見ていただきありがとうございます!
どーですか!NWOHMは(笑)
次回おとぼけ一家の登場は…いつでしょう(爆)。
260回中、3回ですからねぇ(笑)。

さてパイレーツの記事を書いた矢先に元ミッシェルガンエレファントのアベフトシ氏が急逝とのニュースが…。
それに答えるように当ブログの検索ワードでもトップで入ってきましたね…。
普段時事ネタはやらないんですが、こういう時にネットの凄さを実感してしまいます。

投稿: ふみにゃん | 2009年7月23日 (木) 02時50分

今度はロックの鬼と呼ばれた男が逝ってしまいましたね。

向こうでリーブリローと出会って、セッションするのかな

「それじゃ、ロクセットからいこうか?」

投稿: ココロ・ナイローラー | 2009年7月23日 (木) 10時23分

>ココロ・ナイローラー さん

おぉぉ。今頃そうかもしれないですね…。
あっちじゃウィルコよりも先輩になっちゃった訳だ。

グッとくるコメント、ありがとうございました。

投稿: ふみにゃん | 2009年7月24日 (金) 01時18分

ミック・グリーンが。。。。合掌

http://www.mickgreen.co.uk/

投稿: ココロ・ナイローラー | 2010年1月15日 (金) 00時06分

>ココロ・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます。

ぎゃぁあ…。またしても伝説のギタリストが亡くなってしまいました。
享年65才、心臓病、とのことですね。
ファンの間でも「アベフトシが連れて行った」とコメントしている人もいるようです。
本当に惜しいです。

投稿: ふみにゃん | 2010年1月15日 (金) 06時48分

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