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2010年2月14日 (日)

Strapps

いやー、ついにこの日がやってまいりましたぁ! ストラップスのご紹介であります。
現在のストラップスの評価と言えば、知る人ぞ知る70年代後半のB級ハードロックバンドといった感じでしょうか。
しかしながら、デビューアルバムでの彼らはちょっと違っていたのであります。
ストラップスのデビューは76年。中心人物のギター&ボーカルのロス・タッグはオーストラリア出身。
渡英後のメンバー募集広告を見て参加した、というドラマーのミック・アンダーウッドは、シャドウズ、クオーターマス、そしてディープ・パープル加入前のロジャー・グローバー、イアン・ギランが参加していたことで有名なエピソード・シックスにいた人。
この強力なメンバーにベースのジョー・リード、キーボードのノエル・スコットが参加して発表されたデビューアルバムはカリスマ・カメラマン、「ミック・ロック」によって撮影された特徴的なジャケットに包まれ、「貴婦人たちの午后」という邦題でありました。
ロジャー・グローバーもプロデュースで参加したこのアルバム、これが実はまったくハードロックではなく、実際はニューウェイブというか、グラムロックといいますか、そんな感じのテイストだったのであります。
歌詞にいたっては性倒錯やSMなどを連想させる強烈なもので、本国イギリスでは良い評価を得られなかったのであります。
しかしここ日本ではそのルックスやイメージから(歌詞があまり分からないから、といった話も…)好意的に受け入れられたのです。
この辺はクイーンやチープトリックといったバンドにいち早く目をつけていた日本ならでは、といった感じですね。
続く77年のセカンドアルバム「シークレット・ダメージ」は一変してハード・ロックにシフトしたアルバムになり、特に日本では「ポスト・ディープパープル」といった取り上げられ方をされていたように思います。
まあ、よーく考えるとまったく違っていたわけですが(爆)、私が初めて聞いたのもこのレコードでありました。
ジャケットやロゴマークもカッコよくて(私には結構大事(笑))、曲もハード&ドラマチックでいいアルバムでありました。
ただエッジの効いたどこか硬質な感じのギターやちょっと異質な雰囲気というのは、恐らくファーストアルバムからの名残だったのだと後で気が付きましたが。
その後音楽性を広げて発表された78年の3枚目のアルバム「愛のプリズナー」、キーボードが脱退して変わりにもう1人のギタリスト、レイ・マクリナーが参加しての79年「炎の衝撃」と順調にアルバムを発表するも、日本以外ではまったく話題にならず…。
折りしも世間はパンク全盛の時代…。
ドラマーのミックが旧知の仲であるイアン・ギランのバンド「ギラン」に参加したのをきっかけにバンドは消滅、となりました。
私自身もこのストラップス、早くからこの「伝ロク」で取り上げたいと思っていたのですが、なにぶん公にはこんなマイナーな存在(笑)なものですから、CD化も04年にUKでデビュー盤のみ、というお寒い状況
動画なんか夢のまた夢、とあきらめていたのであります。
ところが!08年に彼らのレインボー・シアターでのライブ盤が血迷ったように(爆)リリースされたのであります。
そしてついに!動画が出てまいりましたよ!お父っつぁん(笑)。
曲は名盤、「シークレット・ダメージ」の2曲め、「恋の痛み」であります!
どーですか!動くロス・タッグですよ!おっかさん(笑)。
感無量ですなぁ。
リリースされたライブ盤と同じ素材と思われる、77年6月11日のレインボーでのライブ。
ミックの重いビートといい、ロスのボーカルといい、非常にクオリティーの高い演奏と言えます。
ギターソロの途中でグイらツマミを回して音色が変わるのはご愛嬌でありますが(爆)、やはりこの時期が彼らのピーク、と言って良いでしょう!
ロス・タッグは今や故郷でミュージック・スクールの先生をやっているとか…。
時代ですな。
それでは貴重な映像をどーぞ!




「The Pain of Love 」(1977)


↓現在CD化はデビュー盤とライブのみ…。動画曲が収められたお勧めアルバム「シークレット・ダメージ」も含め、ぜひ再発していただきたいものです。


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コメント

おぉ.........全く知らないバンドでしたが、なかなかおもしろいです!w
いろんな意味で。ww
ロゴは最高ですね!!!www

投稿: ココロ・ナイローラー | 2010年2月14日 (日) 23時09分

>ココロ・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます!
たぶんかぶってないとは思ってましたが、やっぱり(爆)。
ここにはジャケット写真が出てませんが、セカンドはよーく中古屋に出てますので、きっと見覚えがあると思います。
またのコメントをお待ちしております!

投稿: ふみにゃん | 2010年2月15日 (月) 21時02分

さすがふみにゃんさんお勧めのアーティスト。
カッコイイです。

たしかに、英詩だと良く意味が分からないので曲の雰囲気がよければ気に入ることありますよね。
不倫の歌でもラブソングだと思ってうっとり聴いてしまうことありますよねw

日本語の歌なのに不倫の曲を結婚式でかけてしまった人を僕は知っていますが(笑)

投稿: ロニー・ナイローラー | 2010年2月28日 (日) 18時10分

>ロニー・ナイローラー さん

いつもコメントありがとうございます!
またまた発見してもらえてありがたいです。
70年代後半のハードロックって本当に独特なんですよ!まだまだ紹介したいバンドは沢山あるのですが、案外動画が出てこないんですよ。時期的にも絶対存在しているはずなんですが。

さて、思わずそんな曲をかけてしまった方はどなたなんでしょう…。気になります(爆)。
ちなみに私は「3年目の浮気」を1人で歌う、という一発芸で過去3回ほど結婚式で余興をやった事があります(笑)。もちろん、新郎新婦のリクエストなんですけど(笑)。
脱線しちゃいましたね…失礼いたしましたぁ。

投稿: ふみにゃん | 2010年3月 2日 (火) 23時42分

はじめまして(ぺこり)

アナログ盤でセカンドアルバム持っていました。
いやぁライブが見られるとは感動です。(^^)v

あのボーカル結構好きだったんですが
CD化されてないんですね~残念です。

スターズとかレックスとか結構聞いたものです。

投稿: ポール森屋 | 2012年10月22日 (月) 21時44分

>ポール森屋 様

はじめまして!コメントありがとうございました!
喜んでいただけてなによりです!
この時期のこの手のバンドは現在本当に資料が乏しくて、寂しい限りです…。
なかなかCD化は叶いませんが、今世間ではアナログ盤まわりも充実傾向ですから、改めてアナログ環境を整えて聞くのもアリかもしれませんね…。

多忙なため、なかなか更新が進みませんがまた覗きに来てくださいませ。
またのコメントをお待ちしております!!

投稿: ふみにゃん | 2012年10月23日 (火) 08時07分

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