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2014年8月14日 (木)

Family

「渡世人」と言えば寅さん?
いいえ、ジョン・ウエットンでございます(笑)。
久しぶりの「こんなバンドにおりました編」はそのジョン・ウエットンが在籍していたバンド、ファミリーのご紹介です。
ジョン・ウエットンはロック界きってのベーシスト&ボーカリスト。
キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、ユーライア・ヒープ、U.K.、ウィッシュボーン・アッシュ、エイジアなどプログレッシブ・ロックを中心に数々の伝説のバンドを渡り歩いて来た重鎮。
ロック好きの方ならあちらこちらで目にするはずですし、当ブログでも必然的に何度も名前が上がる脇役の常連と言えます。
そんなウエットンがキング・クリムゾン加入前に参加していたのが、このファミリーというバンドなのです。
などと書くと全国一千万の(笑)ファミリー・ファンのブーイングを浴びそうなので言わせていただきますと、彼が在籍していたのはたったの1年。
それはさておいてもファミリー自体は60年代から70年代のブリティッシュロックを語る上では欠かせない伝説のバンドなのです。
ファミリーは’68年のデビュー。ギタリストのチャーリー・ホイットニーとボーカル・のロジャー・チャップマンが中心メンバー。
デイブ・メイスンのプロデュースによるデビューアルバム 「ミュージック・イン・ア・ドールハウス」 はその多様な音楽性とサイケデリックな感覚でプログレに分類されるようですが、バンド自体はジャズやR&B、フォークなどの影響も色濃く、もっとアーシーな印象です。
続くセカンド 「ファミリー・エンターテイメント」 発表後メンバーチェンジを行い、元アニマルズのジョン・ワイダーがベースに、キーボード・ビブラフォン・フルートなどをこなすポリ・パーマーが参加。
70年にアルバム2枚を発表してのツアーなどバンドは円熟期を迎えます。
しかしその後ベース・のジョン・ワイダーが脱退。
そこで白羽の矢が当たったのが当時モーガル・スラッシュや数々のセッションなどで活動していたジョン・ウエットンだったわけです。
71年6月に加入後バンドは6枚目のアルバム「フィアレス」を制作。
このアルバムでのウエットンはギター・コーラス・キーボードまで担当、その存在感を発揮。
続くアルバム「バンド・スタンド」でもサウンドの要として名盤と呼ばれる所以となった訳です。
しかしアルバムの9月のリリースを待たずして、ロバート・フリップからの新生キング・クリムゾンへの参加要請を受諾。6月にはバンドを離れていたとのこと。
その後の彼の活躍はご存知の通り。
バンドからはポリ・パーマーも脱退し、その後アルバム1枚を制作するも解散となってしまいます。
このバンドのキモはなんと言ってもソングライターであるホイットニーとチャップマンでしょう。
特にボーカルのチャップマンのパフォーマンスの振り切れ度が半端ない(笑)。
ヘッド・バンギングならぬ首を横にプルプルふる65度、尋常じゃないタンバリンのぶっ叩き方が75度、若くして後退した生え際95度(笑)。
異様ともいえる「ちりめんビブラート」は彼以外にビートたけししか知りません(爆)。
冗談はさておき、動画のご紹介にまいりましょう。
ウエットン在籍時の映像がいくつか残っておりますが、TVショーの映像から。
アルバム「フィアレス」を代表するナンバー「スパニッシュ・タイド」です。
まず目を惹くのがウエットンとホイットニーの二人が使用しているWネックギター。ウエットンはベースとギターのWネック、ホイットニーは12弦と6弦ギターのWネック。ウエットンはイントロでギター、途中でのリードボーカルと存在感ありますよね。他の曲ではホイットニーとのツインリードも披露しています。
そして風貌。 なにしろ色男(笑)。
現在の横に拡がった姿が…(爆) まあいいでしょう。
それからパーマーの歪んだビブラフォンもかっこいい。この人のセンスがファミリーのサウンドに大きく影響しているのは間違いないところでしょう。
話は変わりますが、私最近アナログ盤の変形ジャケットというものを収集しております。
ファミリーのウエットン在籍時の2枚のアルバムは変形ジャケットとしても有名でありまして、この2枚を手に入れた事が今回取り上げたきっかけでした。
ちなみに「フィアレス」はメンバーの顔のイラストが多層的に重なったもの、バンドスタンドはテレビのブラウン管の中にメンバーがいる、といった趣向のもの。
再発CDでも同じデザインで出ていたりしますが、やはり大きいレコードジャケットでお見せしたいところです。
ちなみに私、ジョン・ウエットンと誕生日が一緒だったりします。余談でした(笑)。
では若き日のウエットンの勇姿をごらんあれ!



「Spanish Tide」(1971)



↓とりあえずウエットン在籍時の2枚をご紹介。アナログ盤の変形ジャケットも必です。

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コメント


ご無沙汰です。
いやいや今回も珍しいモノを観させて頂きました。
さすがにこの頃のウェットン卿は存じませんで・・・
Familyの音も今回初めて耳にした次第です。
当然メインボーカルを務めていると思いきや、
サイドメン(一部ボーカル聴けますが)に徹してたんですね~。
ここまで男前で腕も切れりゃ嫉妬する気も起きんですな。
それにしてもメインボーカルの方のビブラートは超個性的ですw

投稿: g | 2014年8月15日 (金) 00時42分

>G さん

ご無沙汰しております。
そしてコメントありがとうございます。どんな立ち位置にいても発揮されるウエットンの存在感、さすがですよね!
超スロー更新ですが、今後ともよろしくお願いいたします!

投稿: ふみにゃん | 2014年8月15日 (金) 10時49分

楽しく拝見させて戴いております。ファミリーといえば、ブラインドフェイスのベースになったリックグレッチが居たバンド的な紹介をされますがこの切り方は斬新でした。私もアナログで買ったのですが変形ジャケ後の普通のやつでした。バンドスタンド、ものすごい聞きまくって、思わずCDを探しましたがマイナーレーベルからの発売で手元に届くまで数日掛かったことを思い出しました。もう20年も前の話しですが…。映像見ましたがティムバックリーのロック版のような印象も受けました。いや、良い内容で今後も楽しみにしております。

投稿: k | 2014年8月16日 (土) 08時48分

>k さん

コメントありがとうございます!リックの話は本文内ではあまり触れないでしまいましたが、まさにそうですね。
変形ジャケットはリイシューやリプレスの時に普通のジャケットになってしまうのが通例なので、悲しくなりますね。
20年ほど前はアナログなども一番手に入りづらい時期だったかもしれません…私もネット様々といった感じです(´▽`)
ティムとは雰囲気含めて共通点を感じる部分もありますね!ファミリーの間口の広さを感じます。
超スロー更新ではありますが今後ともよろしくお願いいたします!

投稿: ふみにゃん | 2014年8月18日 (月) 07時41分

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