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2016年1月 4日 (月)

SEX PISTOLS

ついにこの日がやってきました…。伝説のパンクロックバンド、「セックス・ピストルズ」の御紹介です。
まだだったのかい!というツッコミが聞こえてきそうですが、当、伝ロクで意図的に先送りにして来ていた、いくつかの大物バンドの一つです。(理由は後ほど…)
いわゆるロックというジャンルの中のパンクというカテゴリー。まさにその代表とも言えるのがこのバンド。
’76年11月にEMIより「アナーキー・イン・ザ・U.K.」でデビューした「セックス・ピストルズ」。
その仕掛け人はロンドンで「SEX」というブティックを経営していたマルコム・マクラーレン
パンク・ロックというと、どうしてもロンドン・パンクに目が移りがちですが、実際のパンクの祖はニューヨークでした。73年にデビューのニューヨークドールズをはじめ、クラブCBGBなどで巻き起こった新しいロックのスタイル。
74年に渡米したマルコムが後期ニューヨークドールズのマネージメントを務めたのがきかっけで、自国イギリスでもその刺激的なロックを展開しようと作り上げたバンド。それが「セックス・ピストルズ」だったのです。
マルコムの店の常連だったギターのスティーブ・ジョーンズとドラムのポール・クック
店員だったベーシストのグレン・マトロック、オーディションで参加したボーカルのジョニー・ロットン
この4人の作り出すロックンロール、過激な言動、刺激的なファッションは、当時のイギリスの不況で行き場を無くしていた若者達の共感を呼んで一大ムーブメントと化すのです。いわゆるパンク・ロックのファッション的要素や音楽的特徴はまさにこのバンドのイメージそのものだったと言えるでしょう。
そしてそれはまさしくマルコムの思惑通りの展開。
徹底的に周囲に反抗し、権力、王室、既存のロック、観客までにもツバを吐く…度重なるレコード会社の契約破棄や警察沙汰をもこのバンドの象徴となりました。
’77年アルバム「勝手にしやがれ」発表。
全英No.1を獲得するも直前に大半の曲作りに関わっていたベースのマトロックが脱退。その後任にピストルズの熱狂的ファンだったというシド・ヴィシャスが加入。
ベース未経験での参加ながら、そのスタイル、ドラッグ中毒、過激な言動はまさにパンクの象徴として語られる存在となりました。
’78年バンドはアメリカツアーを敢行するもトラブルとハプニングが続き、ツアー中に「ロックは死んだ」という発言と共にジョニーが脱退。バンドは終焉を迎えることとなります。たった1年数か月の活動でありました。
さてバンドの解説はここまで(笑)。
私自身学生時代はハードロックに傾倒していたのですが、当時は明らかにハードロックとパンクロックのファンとの対立ともいうべき状況がありました(笑)。
古いロックの長髪、ダサい、つまらないに対してパンクの下手くそ、短髪、過激、といった対立構図はファンの間でもしっかり別れていたのです(笑)。
そんなこともあり、私自身も当時パンクというカテゴリーは敬遠していたのです。まあ今となっては信じられないのですが(笑)。
そしてまがりなりにもこんなブログを始めたり、様々なロックを聴きこむ中で、このピストルズやクラッシュはじめ、数々の当時パンクと呼ばれていたバンドの格好良さを再確認した次第です。
ここまで登場を引っ張ったのはそんな個人的事情もあったのです。みそぎですね(笑)。
当時、下手!と思い込んでいた演奏も、じっくり聞けば全然そんなことはなく、テクニックとは別次元なハイエナジー・ロックンロール
特にピストルズのアルバムで聞かれる重厚なギターサウンドは、名プロデューサー、クリス・トーマスの手腕も相まって最高ですね。
実は当時もこっそりコピーして弾いてみたりもしてい事もあり…(笑)もしそこではまっていたら…きっと別な人生になっていたかも知れませんね(笑)
そんな話も納得出来るのは他のパンクバンド同様、ブームと呼ばれた後にもしっかりとした音楽性をもってメンバーが業界に生き残っている、という部分でも証明されています。
ジョニーがその後、本名ジョン・ライドンに改名してから結成したP.I.Lの前衛的なアプローチなどもその一端と言えますね。
唯一その後シド・ヴィシャスが破滅を地で行くが如く、恋人ナンシーの死と共に21歳にして薬物の過剰摂取で他界。伝説となってしまいました。
ピストルズ自体はその後数回の再結成を行っています。
若さに任せた衝動を売りとしていたパンクバンドの再結成には個人的に?がつきますが、はっきりと「金のため」と発言したり(笑)’06年のロックの殿堂入りの話も足蹴にしてみせるなど、ある意味一貫したポリシーも見て取れます。
そう言えば余談ですが、私が中学の時のお昼の校内放送で、シドがのちにソロとして発表したシナトラカバーのふざけた「マイ・ウェイ」を流した強者がおりまして(笑)、先生が血相変えて放送室に飛び込むという事件がありました(笑)。
さて動画はドライブ感抜群なマトロック時代か、はたまた演奏はガタガタでも象徴的なシド時代にすべきか悩みましたが…やはり動くシドの姿、曲も定番の「アナーキー〜」や「ゴッドセイヴ〜」ではなく、(笑)シドの書いた「ボディーズ」をチョイスしました。
超有名映像ですが、ジョニー脱退直前まさに伝説のウインターランドのライブから。
それではどーぞ!!


「Bodies」 (1978)





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コメント

多くの人にとって、おそらくは「おそろしく音楽的」というのが、当時も現在も変わらない感想ではないだろうか。…よりパンクらしいアルバムは、他にいくらでもあった。それらの多くは、時代の波に飲まれ、水面下に消えた。
(「ジョン・レノンから始まるロック名盤」中山康樹著)

いま久しぶりに聴いて思ったのは、やっぱり「音楽的」です(笑)。でもクリス・トーマスがプロデューサーでなかったら、どんな音になっていたんだろう?

投稿: カマニャン | 2016年1月 4日 (月) 19時28分

>カマニャン さん

コメントありがとうございます!
本文を補完する素晴らしいコメントです!
世間に通用する音にする…。
プロデューサーという職業の凄さですね。
もちろんその素質あっての事ですが(笑)。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿: ふみにゃん | 2016年1月 5日 (火) 03時31分

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